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預かりわんこ滞在中

保護されたわんこ達が歩む、家庭犬への道

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そら君、やすらかに

   
更新しないまま 随分時が経ってしまいましたが、
一つご報告があってUPさせていただきました。


昔からこのブログをご覧頂いてる方は、
彼を覚えていらっしゃるでしょうか。


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7~8年前にお預かりした そら君 です。



残念ながら、そら君は先日天国に召されました。

といっても もうひと月も前のことなのですが、個人的に少なからず
思い入れがあり、なかなか彼の訃報を書く気になれませんでした。



そら君は、元の飼い主自ら動物管理センターに持ち込んだ子でした。


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管理センターから我が家にやってきた日のそら君です。


直前まで家庭で飼われていたとは思えない
汚れ方で、毛は伸び放題の上にもつれ放題。

大量の目ヤニがカチカチに固まってからみ付くため、
目元の毛が引っ張られて炎症を起こしてました。


明らかに外で繋がれたまま何年も放置され、基本的な
ケアもされていないことがひと目で分かる有り様でした。

それでも餌だけは与えられて何とか生き延びたのでしょう。



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酷い飼われ方をされたのに、撫でようとすると
すぐゴロンしてヘソ天で応えてくれました。


ただ甘えたがってるだけなのに、なぜ少しばかりの
手間と愛情をかけてやれないのでしょう、人間は。

つか、こんな状態にするなら そもそもなぜ飼うのか。



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最初ミックス犬という触れ込みだったのですが、
シャンプーカットしたらマルチーズになりました。



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この可愛さならすぐにも里親さんが見つかるだろうと
喜んだのも束の間、実体験により噛み付き犬と判明。

それも超本気で噛み付いてくる。



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たちまち毎日のお手入れタイムは、血が
ほとばしる真剣勝負の場と化しました。



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センターの担当者や保護団体の方の話によれば、
飼い主から暴力による虐待も受けていたようで、
噛むのは自己防衛の手段だったかもしれません。

まぁ あの飼い方自体がすでに虐待ですし。



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そら君は 本来とても優しく素直な性格で、普段は
口内に指を入れても甘噛みすらしようとしません。

それが何かのきっかけでスイッチが入ってしまうと
瞬間的に凶暴化し、自分でも制御できないのです。



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で、スイッチが切り替わると何ごとも無かったように
元の甘えっ子に戻るという、実に不思議な子でした。



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また、家の中でのガウガウぶりとは裏腹に
外ではとても臆病で散歩がメチャ苦手。

散歩の途中で早く帰ろうと、何度も引き返したがりました。



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なかなか難しい性格の子なので、あと少し待って里親さんが
決まらなければ、我が家で引き取ろうかと考え始めた頃、
里親にと名乗りを上げて下さったのが そらママさんでした。



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お申し出を頂いたら頂いたで「噛んで大ケガでもさせたら・・」
と すごく心配になって、スタッフさん達とも話し合いました。


「噛みますよ」と念押しする私達に そらママさんは、

「以前飼っていた子も若い頃よく噛みましたし、
それに そら君には私しかいないと思います!」

そう仰って お考えが変わることはありませんでした。



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そら君にとってこれ以上ない出逢いだったと、
今でもお見合い当日のことを思い出します。



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めでたくそらママさん家の子になってからも、
我が家には何度か遊びに来てくれました。


そうそうあの頃はまだ るんがいたよね。



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るんがそら君の背中を踏みつけて横切ったとき、
小声でガウガウ唸りながらも許してくれたね。



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ますます可愛くなって毛並みも輝くばかりで、
落ち着いて満ち足りた表情をしていました。



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その後そら君に妹分ができて、皆でランチに
出かけたりして・・・、楽しかったね。


そらママさんとお会いしたときや電話でお話しする折など、
会話の中に「大事な大事なそら君」という言葉が何度も出て、
熱烈に可愛がられてるな~と 微笑ましく感じていました。



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そら君の噛み付きはだいぶ軽減したものの結局
最後まで完全に治まることはありませんでした。

でもそらママさんはどんなに噛まれて怪我しても怯まずに
そら君と向き合い、変わらぬ愛情を注いで下さいました。


ガウガウ犬のそら君がいつも心穏やかに暮らせたのは、
そらママさんのご理解とご努力のお陰 と感謝しています。

本当にありがとうございました。



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そら君は昨年の暮れ辺りからかなり具合が悪くなり、
最近はほとんど寝たきりの状態が続いていました。

そらママさんは寝る間も惜しんで必死に看病して下さいました。
長期間でしたので 心身共に相当お疲れだったと拝察します。


その夜もいつものようにママの隣りで手を握ってもらいながら
眠りにつき、明け方そのまま静かに息を引き取ったそうです。

心から安心して穏やかに旅立てたのだと思います。



そら君が朦朧としながらも最期まであれだけ頑張れたのは、
大好きなママと一日でも長く一緒にいたかったからでしょう。

ママへの深い愛情が そら君に力を与えたのだと思います。



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そら君、毎日楽しく嬉しく過ごせてほんとに良かったね!

もう苦しくないでしょ。 ゆっくりのんびり休んでね。



そら君のご冥福をお祈りいたします。



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